乗用車としての装備はLグレードで十分、ただしオーディオはなし

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Lグレードのインパネ。オートエアコンやパワーウインドウなどを備えるが、オーディオは未装着。ステアリングホイールの材質はウレタン製 

 Lグレードの標準装備はオートエアコン、フロントコンソールトレイ、6:4分割可倒式リアシート、リアヒーターダクト、ラゲッジルームランプなど。この ほかにスマートエントリー&スタートシステム、自動点灯・消灯ライトシステム、UVカットガラス、プライバシーガラス、パワーウインドウ、チルト&テレス コピックステアリングなどの快適装備も標準。ホイールも鉄製ではなく、アルミホイールが付いている。

 床下を覆って空気を整流する空力パーツのフロアアンダーカバーは、GとSではメーカーオプションなのに、Lでは標準だ。これは先述したように、このグレードが燃費スペシャル版的な性格も持っているからだろう。

シート表皮はスエード調のファブリック

 空力パーツでは他に、エンジンアンダーカバー&プロテクター、前後のエアスパッツなど。衝突時に乗員を保護する運転席・助手席SRSエアバッグシ ステム、SRSサイドエアバッグ、SRSカーテンシールドエアバッグ。滑りやすい路面で車体の安定を保つ「S-VSC」(ステアリング協調車両安定制御シ ステム)や、坂道発進時に車両のずり落ちを防ぐヒルスタートアシストコントロールなどが、上位グレードと分け隔てなく採用されている。

 これらを見ると基本グレードとはいえ十分豪華で、安全装備もS-VSCを筆頭に充実していて、乗用車として何の不足もないと思える。だ が、価格を抑えるためにオーディオレス(4スピーカーは装備済み)なので、ディーラーオプションを加えるか、納車後にカー用品店などでアフターマーケット 品を購入する予算が必要だ。自分好みのAV機器を取り付けたい人や、ナビは低価格のポータブルナビでいいと考える人にとっては、かえってありがたい仕様か もしれない。