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ホンダ「新型ステップワゴン」発売 売れ筋強化 業績回復へ弾み[新車deエコカーブログ]

投稿日時:2009/10/10(土) 00:00

ホンダ「新型ステップワゴン」発売 売れ筋強化 業績回復へ弾み
http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200910100035a.nwc
2009/10/10

ホンダがフルモデルチェンジした新型ステップワゴン=9日、東京都港区のホンダ本社
 ホンダは9日、フルモデルチェンジで室内空間の拡大や燃費向上を図ったミニバン「新型ステップワゴン」を発売した。新車販売が落ち込む中、1800~2000ccクラスのミニバン市場は、居住性の良さから家族層の支持を受け、堅調。少し小さいクラスのホンダ「フリード」もハイブリッド車と並ぶ人気を呼んでいる。政府のエコカー減税の後押しもあり、ホンダは6カ月連続で国内の登録車販売が前年を超えるなど回復基調だけに、売れ筋のミニバンを強化して弾みをつけたい考えだ。 

 ステップワゴンは1996年に初代が発売され、今回で4代目。全長を50ミリ、全高を45ミリ拡大することで、室内高を「小学4、5年生の子供が立って歩ける」(技術担当者)1395ミリに。このクラスのミニバンでは最もゆとりあるサイズといい、3列目のシートを床下に格納できるようにすることで、室内を広く使えるようにした。 

 環境性能の向上も目指し、トルクコンバーター付きのCVT(自動無段変速機)の使用などによって1リットル=14.2キロと、クラス最高の燃費を実現。全モデルをエコカー減税対応車としている。 

 月間販売目標は、6000台。価格は208万8000~345万8000円で、従来モデルよりわずかに値上げしたものの、「機能を高めることで実質的にお買い得感を高めた」(小林浩・日本営業本部長)という。今月23日に発売する上級タイプの「ステップワゴン スパーダ」は、245万8千~359万8千円に設定している。 

 ホンダによると、ステップワゴンが属するクラスは、ミニバン全体の約3分の1の比率を占め、自動車需要が落ち込む中でも人気は底堅い。市場全体の年率換算の販売台数は09年8月が22万1000台で、5年半前の04年1月の22万7000台とほとんど変わらなかった。 

 ただ、競合車である日産自動車「セレナ」やトヨタ自動車「ヴォクシー」、同「ノア」もエコカー減税導入もあって販売が伸びており、9月の車名別販売ランキングでは3つともベスト20に名を連ねている。 

 これに対し、先代のステップワゴンは、発売から時間が経っていたこともあり、低迷を続けていた。フルモデルチェンジで居住性の良さといった特長を充実し、環境性能も高めたことで、ホンダは多岐にわたって「クラスナンバーワンになった」(伊東孝紳社長)と自信を見せている。(山口暢彦)

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