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新型プリウスの装備と価格を分析、買いのグレードはどれだ?[新車deエコカーブログ]

投稿日時:2009/05/29(金) 00:00

新型プリウスの装備と価格を分析、買いのグレードはどれだ?

http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20090528/1026572/

2009年05月29日

3代目プリウスは全6グレードの設定で、車両本体価格は205万円から327万円。生産はトヨタ自動車・堤工場(愛知県豊田市)とトヨタ車体・富士松工場(同県刈谷市)が担当。日本を皮切りに、世界80カ所以上の国と地域でも順次販売する(画像クリックで拡大)

 トヨタの新型「プリウス」が、売れに売れている。2009年5月18日の新車発表会では、事前予約だけで8万台を超えたと表明。そして5月26日の新聞 各紙によると、24日時点で受注台数は11万2000台に達したという。新型プリウスの販売目標台数は月間1万台だから、発表から1週間足らずで1年分に 迫る受注を得たことになる。

 トヨタには、02年5月発売のコンパクトカー「イスト」が、発売後1カ月間で約4万2000台を受注した記録がある。新型プリウスは、 この数字をはるかに上回る驚異的なスタートダッシュを決めた。ちなみに03年9月に登場した2代目プリウスの発売後1カ月の受注は、月販目標3000台の およそ6倍、約1万7500台だった。

 初代プリウスは1997年、世界初の量産ハイブリッド乗用車として誕生した。日本、北米を中心に世界40以上の国と地域で販売され、 09年3月末時点で累計販売125万台を突破している。03年登場の2代目プリウスは、世界的に高まる環境意識や08年のガソリン高騰などによって注目を 受け、エコカーの代名詞と言えるまで知名度を増した。そして3代目の新型プリウスは、トヨタの屋台骨として盤石の地位を築いた感がある。

 新型プリウスの概要や搭載メカニズムなどは、既に別記事で述べた。この記事ではこれからプリウスを購入しようと考えている人に向けて、グレード構成と価格や装備品の違いを中心にレポートする。

各種の情報表示機能を持つセンターメーターを全グレードに装備。エコドライブモニターで、さまざまな情報を把握できる

モーターとエンジンの動力配分を表示する「エネルギーモニター」

運転操作のエコ度をバーグラフで示す「ハイブリッドシステムインジケーター」

1分間燃費、5分間燃費、履歴画面の表示機能もあり、楽しみながらエコドライブを実践できる

新型プリウスの装備と価格を分析、買いのグレードはどれだ?(2)[新車deエコカーブログ]

投稿日時:2009/05/29(金) 00:00

一番燃費がいいのは最廉価のLグレード

http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20090528/1026572/?P=2

最廉価モデル「L」グレードの車両価格は205万円。価格設定では、ライバルであるホンダ「インサイト」の186万円からという価格をかなり意識したはずだ 

 新型プリウスの価格帯は、205万円から327万円と幅広い。基本グレードは廉価版の「L」、中間グレードの「S」、上級仕様の「G」の3タイプだ。

 SとGグレードには、LEDヘッドランプやリアバンパースポイラーなどを加えた豪華装備版の“ツーリングセレクション”を用意。さらにGグレードには、 本革シートやレーダークルーズコントロール、HDDナビゲーションシステムなどを追加した最高級仕様、“ツーリングセレクション・レザーパッケージ”を設 定している。

 プリウス購入を検討している人にとって最も関心が高いのは、205万円のLグレードだろう。正式発表前から新聞報道などで告知され、2代目の最廉価グレードより28万円以上安いバーゲンプライスで話題を呼んだ。

 Lグレードは、燃費の良さを購入の第一条件とする人に向いている。価格もさることながら、上位モデルの10-15モード燃費35.5km/Lに対 し、さらに優秀な38km/Lという数値をマークするからだ。この燃費の違いは、装備類の簡略化による40kgの車両重量減や、細くて転がり抵抗が少ない 185/65R 15インチのタイヤを唯一履くことなどが要因だ。

エンジン+モーターをはじめとするハイブリッドシステムは全車共通。通常走行に加え「エコ」「EV」「パワー」の走行モードが選べるのも同様だ

バッテリーの小型化などで先代より広くなったラゲッジスペースは、ゴルフバッグを3個収納できる。後席は6:4分割可倒式だ 

新型プリウスの装備と価格を分析、買いのグレードはどれだ?(3)[新車deエコカーブログ]

投稿日時:2009/05/29(金) 00:00

乗用車としての装備はLグレードで十分、ただしオーディオはなし

http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20090528/1026572/?P=3

Lグレードのインパネ。オートエアコンやパワーウインドウなどを備えるが、オーディオは未装着。ステアリングホイールの材質はウレタン製 

 Lグレードの標準装備はオートエアコン、フロントコンソールトレイ、6:4分割可倒式リアシート、リアヒーターダクト、ラゲッジルームランプなど。この ほかにスマートエントリー&スタートシステム、自動点灯・消灯ライトシステム、UVカットガラス、プライバシーガラス、パワーウインドウ、チルト&テレス コピックステアリングなどの快適装備も標準。ホイールも鉄製ではなく、アルミホイールが付いている。

 床下を覆って空気を整流する空力パーツのフロアアンダーカバーは、GとSではメーカーオプションなのに、Lでは標準だ。これは先述したように、このグレードが燃費スペシャル版的な性格も持っているからだろう。

シート表皮はスエード調のファブリック

 空力パーツでは他に、エンジンアンダーカバー&プロテクター、前後のエアスパッツなど。衝突時に乗員を保護する運転席・助手席SRSエアバッグシ ステム、SRSサイドエアバッグ、SRSカーテンシールドエアバッグ。滑りやすい路面で車体の安定を保つ「S-VSC」(ステアリング協調車両安定制御シ ステム)や、坂道発進時に車両のずり落ちを防ぐヒルスタートアシストコントロールなどが、上位グレードと分け隔てなく採用されている。

 これらを見ると基本グレードとはいえ十分豪華で、安全装備もS-VSCを筆頭に充実していて、乗用車として何の不足もないと思える。だ が、価格を抑えるためにオーディオレス(4スピーカーは装備済み)なので、ディーラーオプションを加えるか、納車後にカー用品店などでアフターマーケット 品を購入する予算が必要だ。自分好みのAV機器を取り付けたい人や、ナビは低価格のポータブルナビでいいと考える人にとっては、かえってありがたい仕様か もしれない。

新型プリウスの装備と価格を分析、買いのグレードはどれだ?(4)[新車deエコカーブログ]

投稿日時:2009/05/29(金) 00:00

価格と装備のバランスが取れたSグレード、成約数は最も多い

http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20090528/1026572/?P=4

最量販モデル、Sグレードの車両価格は220万円。外装ではタイヤサイズが195/65R15となり、フロントフォグランプなどがプラスされる 

 Sグレードは、Lグレードに対して15万円高の220万円。価格と装備品とのバランスがよく、現状で最も多く成約されているグレードだという。

 オーディオはCD+AM/FMラジオが標準装備(6スピーカー)。運転席のシート上下アジャスター、前席背面にシートバックポケット、後席にはカップホ ルダー付きのセンターアームレストと大型コンソールボックスや、ラゲッジスペースの荷物を覆うトノカバーなどが追加される。外装関係ではタイヤサイズが 195/65R15になり、フロントフォグランプと間欠リアワイパーも装備され利便性が向上している。

 CD+AM/FMラジオが付属しないオーディオレス仕様は1万9950円引きだから、Lグレードとの残りの装備の差は約13万円にな る。正しいドライビングポジションを取るにはシート上下アジャスターがあった方が良いし、雨天時の後方視界確保のためにリアワイパーも欲しいところ。安全 性向上への投資と考えれば、Lグレードとの価格差は納得できる範囲だろう。

 Lグレードとの違いで注意ポイントは、メーカーオプションのHDDナビゲーションシステム(インテリジェントパーキングアシストなどとセットオプション、30万8700円)が選べること。ディーラーオプションやアフターパーツのナビと違って、操作ボタンのデザインをプリウス本体と揃えてある。インパネのデザインにこだわる人は、頭に入れておこう。

Sグレードには大型コンソールボックスや、後席中央部のアームレストが備わる。シート生地はファブリック(写真はオプション装着車)

新型プリウスの装備と価格を分析、買いのグレードはどれだ?(5)[新車deエコカーブログ]

投稿日時:2009/05/29(金) 00:00

走りを楽しむなら“ツーリングセレクション”

http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20090528/1026572/?P=5

Gグレードはクルーズコントロールなどが標準装備、車両価格は245万円(写真はオプション装着車)

 基本グレード最上位のGグレードは、Sグレードに加えて、ステアリングが本革巻きになり、前席足もとの照明が装備される。スマートエントリーシステムは 運転席に加えて、助手席とバックドアも作動の対象になる。空いている高速道路の巡航などで便利な、クルーズコントロールも標準装備だ。車両価格はSグレー ドより25万円高の245万円で、追加装備の内容を考えると、やや割高の印象がある。

Gグレードのシート生地は上級のスエード調ファブリックとなり、フロント乗員用の足元ランプなども加わる(写真はオプション装着車)

 SとGグレードに設定される“ツーリングセレクション”は、明るいLEDヘッドランプ、215/45R17サイズのタイヤ、リヤバンパースポイラー、専用セッティングのサスペンションが標準装備。基準グレードではメーカーオプションとなるフロアアンダーカバーも備わる。

 スポーティーな走りを楽しみたい人、先進的なLEDヘッドランプを装備したい人ならこのバージョンだろう。価格はベースグレード車に対していずれも25万円アップとなり、S“ツーリングセレクション”が245万円。G“ツーリングセレクション”は270万円だ。

SとGに設定の“ツーリングセレクション”は、ベース車に対して25万円アップでLED式ヘッドライトや17インチタイヤなどが備わる。写真はS“ツーリングセレクション”

LEDヘッドランプ(左)は外側2灯のロービームがLED方式。“ツーリングセレクション”以外のモデルはロービームがプロジェクター式ハロゲン(右)になる

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